- 及川 可奈子

- 2023年8月22日
- 読了時間: 2分
ここ数年コロナで通訳の仕事がなかったので久々の仕事依頼に緊張しましたが、
チュニジア人達が持った日本人への印象を聞いて気がつかされることがありました。
今回のインテリアライフスタイルに参加したチュニジア出展者の方達は初めて日本へ来たメンバーばかりでしたが中国人、韓国人のお客様が多い中、たった1日で日本人かどうかを雰囲気だけで判別していまいました。ちなみに私は韓国人を日本人だと思い一生懸命日本語で説明してチュニジア人スタッフに「可奈子、彼女は日本人じゃないよ」と教えてもらったぐらいです😅彼ら曰く、
・日本人は出で立ち、仕草や表情に気品がある
・距離間をとても気にするので積極的に説明されるより静かに見守ってもらうのを好む
・英語がほとんど通じない
という事でした。チュニジアの人たちは会話をする時に人と人との距離間が近くしっかり相手の目を見て話しますが、それが日本人からすると積極的過ぎて少し引いてしまったようです。私もチュニジアで生活をしていた時、最初は会話の距離間近いな〜と思いましたがほっぺたをくっつけたりハグをする挨拶にも慣れてくると人間らしい生活ってこういう事なのかなと思うようになり、年齢や性別に関係なくスキンシップがあると心が安定するような気がしました。そう言えば、バレエの幼児クラスの生徒は気がつくといつも周りに寄ってきては腕を触ったりお腹や脚にしがみつこうとしたり、座っていると膝の上に乗ろうとしたり、話す時もとても近くまで寄ってきて目を見て話そうとします。ストレッチで背中をさすってあげると皆んな気持ち良いとケラケラ笑い出します。子供はもしかしたら無意識に人間らしい行動をしているのかもしれませんね。「日本人はこんなに他人との距離が離れていて寂しくないの?」と言ったチュニジアスタッフの一言はすっかり日本の生活スタイルに戻っていた私にとってハッとする一言でした。


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